箱根セミナーについて

 

第3 8 回セミナー箱根セミナーは以下の日程で行います.

 

日時:平成25年12月26日木曜日,27日金曜日

テーマ:「数学的に考える力を育てる授業改善」

講演題目:「算数教育のあるべき姿を求めて」

講演者:杉山吉茂先生

    (東京学芸大学名誉教授・新算数教育研究会名誉会長)

ミニ講演 

    第1 分科会:数と計算  藤井 斉亮(東京学芸大学教授)
    第2 分科会:量と測定  二宮 裕之(埼玉大学准教授)
    第3 分科会:図形    松尾 七重(千葉大学教授)
    第4 分科会:数量関係  宮崎 樹夫(信州大学教授)
    第5 分科会:言語活動  金本 良通(埼玉大学教授)


授業づくり講座
    授業づくり1  石田 淳一(横浜国立大学教授)
    授業づくり2  長谷  豊(東京都目黒区立菅刈小学校長)
    授業づくり3  齋藤 一弥(神奈川県横浜市立岸谷小学校長)
    授業づくり4  羽中田彩記子(東京都荒川区立汐入東小学校長)
    授業づくり5  中村 光一(東京学芸大学教授)

 

◆分科会
    第1 分科会 数と計算 (助言:蒔苗直道・一ノ瀬喜子)
    第2 分科会 量と測定 (助言:石田淳一・二宮裕之)
    第3 分科会 図形       (助言:赤井利行・松尾七重)
    第4 分科会 数量関係 (助言:池野正晴・宮崎樹夫)
    第5 分科会 言語活動 (助言:池田敏和・増田吉史)

 

 

講演    

  

 杉山吉茂先生

  

  「算数教育のあるべき姿を求めて」
    計算の仕方・問題の解き方を覚え練習して、試験でいい点を取る

    だけの算数教育から、数学を創りながら学習することを通して、

    自ら考える力を育て、算数のよさ、おもしろさを楽しめるような

    算数教育にすることを考えたい。

 

ミニ講演

 

 数と計算    藤井斉亮先生

 

   「数の計算」指導再考
     算数で扱う数概念の表記は、十進位取り記数法と分数である。

     教師の側から見ると慣れ親しんでいるので、そのむずかしさが

     わからない。本講演では、数概念をどう表すかに立ち戻り、

     「数と計算」領域の指導を再考したい。

  

 量と測定    二宮裕之先生

 

   言語活動や活用といった最近のキーワードを念頭に置いた上で、

   「量と測定」領域の授業を考えていく。特に、測定結果の何を

   どのように伝えるか、友だちが測定した結果をどのように

   理解するか、といった点に着目したい。

 

 図形    松尾七重先生

   

   「図形を用いて数学的に考える力を育てるために」

    図形を用いて数学的に考える力を育成するためにはどうしたら

    よいのでしょうか。楽しむことからはじめ,発見や疑問,

    そして,理由や仕組みの解明,楽しさの共有等の活動を,

    どのように授業に位置づけていくかについて考えていきたいと

    思っています。

 

 数量関係    宮崎樹夫先生

 

   「関数の授業改善に向けて― 学習内容に関する研究の視点から―」

     関数の学習は実生活に数量の関係を活かす基礎となりますが,

     小中学校を通じ望ましい状況にありません。そこで,この学習

     内容に関する研究の視点を御提案します。

 

 言語活動    金本良通先生

 

   「数学的に考える活動における言語活動」

     言語活動は数理的な事象に即して実現していくべきものであ

     る。細水保宏先生(筑波大学附属小学校)の授業ビデオを見な

     がら、数学的に考える活動の中でどのような言語活動を充実さ

     せているかを考察する。

 

授業作り講座

 

 石田淳一先生

    

   「学び合いを育てる教師の言葉かけ」

     子どもどうしが互いの発話を聴いて、考えて、伝え合う学習

     で、どのような学び合いが行われているか、その中でどのよう

     な教師の言葉かけが行われているかを授業事例をもとに明らか

     にする。

 

 長谷豊先生

 

   「子どもが夢中になって学ぶ算数授業をつくろう!」

     「授業が1時間淡々と進む」「子どもたちの心が揺れない」

     「一部の子どもの発言にたよって授業が進んでしまう」そんな

     形式的な問題解決学習からの脱却を目指し、子どもたちが数学

     的に考えたり表現したりする楽しさを味わい、「わかった!」

     「できた!」と夢中になる算数授業づくりについてみんなで考

     えましょう。

 

 齋藤一弥先生

 

   「算数の学びをつなげよう!」
     算数の授業づくりで大切にしたい学習の系統性に視点をあて

     て、算数の学びをつなげるために必要なことを確認します。小

     学校算数の6年間の系統とともに、中学校数学との接続につい

     ても具体事例で考えていきます。

 

 羽中田彩記子先生

 

   「日常につながる問題開発と授業づくり」 
     算数をどう教えるかではなく、算数を活用する力をどのように

     伝えるかが授業づくりのポイントとなる。学んだことは、日常

     の生活で使ってみて初めてそのよさがわかり、自らの行動へと

     つながる。その連鎖をつくり、数学的に考える力を育てる問題

     の開発と授業の流れについて考えていく。

 

 中村光一先生

 

   算数科の問題解決を目指した授業づくりにおいて難しいのは,

       子どもに提示する課題,既習事項が使えること,そして数学的に高

   めることです。これらの項目について授業の実際の事例をもとに考

   えてみます。

 

 

 

詳細はチラシをご参照ください.

 

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昨年の様子